学者になるか、起業家になるか [by 城戸 淳二 (著)、坂本 桂一 (著) ]
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★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『理系は有利』
上司に報告するだけのものではありません
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☆気になったキーワード
『創造力 vs 競争力』 『制約』
『信念の強さ』 『持続力』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『創造力を向上させるために』
常日頃から努力することは?
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『制約がある中で自分なりの工夫をしてみる』
▼『「考えること」と「調べること」を分離してみよう』
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▼『制約がある中で自分なりの工夫をしてみる』
ある企画を考えついた会議の席上で・・・
「予算がないから○○ができなかった。」
「ライバルが先にやっていたから、それは辞めた方が良さそうだ。」
このような会話は、企業の中でもよくありがちです。
その後の結果として、競合にシェアを奪われたり、新商品を出されて
しまったり、あまり好ましくないパターンが往々としてあります。
この話に対比する話題して、私が思い出すのは、
「黄金伝説」を代表とする節約をテーマにしたテレビ番組です。
例えば、1ヶ月で1万円以内で生活するというもの。
文字通り「生活がかかっている」ということもあるのでしょうが、
限られた予算の中で、頭や手をフル回転させて、
出来上がった料理は予想を上回るおいしさだったり、新たな発見が
あったりしますね。
話が脱線気味でしたか・・・(苦笑)
本書の著者のお一人である坂本さんも学生時代に起業しましたが、
ソニーなど大手企業を相手に企画書を作り、推し進めていきました。
また他の事例として、IBMとマイクロソフトのOS争いが
取り上げられています。
「OS2」と「Windows」のシェア争いは、マイクロソフトの
勝利となりました。
当時、ビル・ゲイツ率いるマイクロソフトの経営資源はそれほど
でもなかったにも関わらず・・・です。
上記の2例や大企業と呼ばれる会社において、多くの場合、
最初から、コネクションや予算、技術力などがあったわけでは
なかったはずです。
その時々の制約条件の中で、できうる最上級の工夫をした結果
なのだろうと思います。
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▼『「考えること」と「調べること」を分離してみよう』
「考えること」と「調べること」を混同するな。
インターネットによって、情報を入手しやすい現代において、
自分で意識しないと、考えることが少なくなってきた危機感を
覚えることがありました。
分からないことはキーワードで検索してみればいい
といった具合に・・・。
その意味で、冒頭の見出しを本書の中に見つけて、ドキッとしました。
このことは、本書の『第4章「自分の限界」をどう乗り越えるか?』で
触れられています。少しご紹介しますと・・・
難しいことを考えるに当たっては、まず白紙の状態から
スタートさせることが重要である。
そうすれば、これまでとは「まったく違う解答」に
行き当たる可能性がある
というのです。
よって、坂本さんのスタイルでは、中途半端な予備知識を入れずに
考え始めます。
トヨタの工場で「カイゼン」活動に精通している人は、
他の工場に行ったとき、その改善点がすぐに分かるということです。
おそらく、その人の中にある考え方の型があるのでしょう。
調べることはたやすいし、手っ取り早いですものね。
もし、調べるにしても、その前段階において、自分なりに考えて
仮説を立ててみる、といった行為は必要なのでしょう。
一方で、なにも考えずに調べ尽くすという手法も坂本さんは
実践されているとのこと。
どちらがいいのかは、そのときどきに依るのかもしれませんが、
いずれにしても、「考えること」と「調べること」のどちらなのかを
絶えず意識することは大事だと思いました。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『自分で「限界」を設けないようにしよう』
まずは「白紙」にしてみよう
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この本の著書のお二人は、本のタイトルにもある通り、
学者と起業家でいらっしゃいます。
これまでの経歴が平坦な道ではないですし、
個性的だなぁと思ったのですが、
不思議とお二方に共通するものも垣間見えたような気が・・・
というか、いわゆるなんらかの名を残した人って
「逸話」がいろいろあるんだとおもうんです。
私なにも語ることがありません~
と黙っている必要もなく、つねにいろんなネタが。
本著は対談スタイルなのでサラッと読むことができます。
これから起業しようと考えている方にはオススメしたい本ですね。
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