常識の壁をこえて…こころのフレームを変えるマーケティング哲学[by ダン・S・ケネディ 金森 重樹]
阪急コミュニケーションズ (2005/04/28)
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ダイレクトレスポンスマーケティングのカリスマであり、
成功哲学の第一人者である、ダン・ケネディの伝説の名著です。
原著は、『ビジネス版悪魔の法則』という邦題で出版され、
いったん絶版。
絶版になった後もマーケターや経営者、成功哲学ファンの間では高く評価され
定価の10倍近いプレミアムがついて取引されてきたという
伝説の本の復活です!
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『成功者は常識人なのか?』
常識に従っているとその先に待っているものは?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『ルール-破るために』 『コンフォートゾーン』
『ダブルバインド』 『過度の一般化』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『どんな常識がウソなのか?』
世間で当たり前と思えることが・・・・
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『過度の一般化は×』
▼『ポジティブ思考のウソ』
▼『継続は力なりのウソ』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『過度の一般化は×』
ことわざって、たくさんありますよね。
昔から連綿と語り継がれ、真実であることもとても多いです。
が、常に正しいのか?というとそれは違います。
効用をもたらすことも多いですが、そのまま実行すると
正反対にわれわれの足を引っ張ることもあるんです。
その差はなんなんでしょうか?
それは「状況」が異なるからなんです。
海でおぼれかけている人にとっての「ペットボトルの水」と
砂漠で上に苦しんでいる人にとっての「ペットボトルの水」って
まったく意味が異なりますよね?
ことわざもどのような社会環境下で作られたのか?を
考えないといけません。
金森さんが上げられている例として、
セルフブランドを構築しよう!といわれていますが
サラリーマン社会では目立つことは嫌われ、協調性を
求められますよね。これって2つの基準が自分の中に存在することに
なってしまうんです。
今の自分の行動は、「外との競争のため?」なのか
「会社の中でうまくやっていく」ために必要なのか?を
状況に応じて考えて、どちらの基準を適用するかを自分自身で
考えていかないといけないのです。
ことわざなど、常識に盲目的に従うことは楽です。
考えることってかなり大変ですよね。
でも、盲目的にしたがっていると目の前に落とし穴があっても
気がつけません。
気をつけていても、落とし穴に落ちることはありますが
なんの準備もなく落ちてしまったときよりは怪我をしません。
「自分で吟味する」これが持つべき唯一の行動規範だと
思います。
#もちろん、まるるちゃんの言うことを100%信じるのも
#まずいですよ(笑)
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▼『ポジティブ思考のウソ』
常に明るく考えよう!前向きで生きよう♪
最近よく言われることです。
さて、このことを疑うとどうなるでしょうか?
実は「ネガティブな原動力」って結構馬鹿にできないんです。
「あの時馬鹿にされたことを、見返してやろうと思って!」
と自分のやることをがんばるときってありませんか?
そして、そのときのパワーってかなりすごいですよね。
ネガティブな原動力を毛嫌いするのではなく、嫌うべきは
ネガティブな原動力を、ネガティブな方向に使うこと。
恨みをはらすために、嫌がらせをするなんて行動を嫌うべきだと思います。
そしてもうひとつの常識「ネガティブなことを考えるな!」
明るく前向きでずっと!!!
これも実は違っているときがあります。
何か、不安があるからこそ、ネガティブになるんですよね。
その理由に蓋をして、明るく考えても結局問題は隠れているだけ。
そうではなく、「楽観的になれる根拠」を自らさがすべきなんです。
受験のときって不安で不安でしょうがないですよね。
でも、その前までに「あれだけがんばって勉強したんだから!」
「模試では合格判定Aだった」など、自分がこれまでしてきたことから
楽観的になれる根拠って初めて得られるんですよね。
まるるちゃんもおかげさまで【エンビジ】が5000部を突破しました。
これが、初めていきなり突破していたら
まるるちゃんのことを判断しての5000部?
と、疑いをもったかもしれません。
でも、150回を超えて着実に配信しても5000部になった!という
事実がまるるちゃんのセルフイメージに自信を与えてくれました。
そう、自分のセルフイメージが、楽観論と一致して初めて力を
発揮するんです。
そのセルフイメージは自分で作らないと!
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▼『継続は力なりのウソ』
毎日毎日ひとつのことを続けていると、実力がつく!
昔々から言われていることですし、まるるちゃんもそう思っていました。
でも、これって前提条件があるんです。
それは、「続けていることは正しい方向ですか?」
ということ。
間違った努力は、いくら続けても間違った結果しか生みません。
冷徹な事実です。
同じ事を続けていても同じ結果しかでないのですから。
同じ事を続けているのに、違う結果を望むのは狂人だ!と言われますよね。
ダメだったら別の方法を試さないといけないんです。
この試行錯誤をすることで、初めて小さな成功体験が
得られます。
これをコントロール=照査基準とすることで
次の成功へ向かえるんですね。
「コントロール=照査基準」は金森さんの著書で。
-> http://www.enbiji.com/archives/2005/04/_by_18.html
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『状況に応じて常識を疑え!』
金科玉条は絶対にダメ。聖典はありえない。
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先日予告したとおり、金森さん監修の新刊を斬りました!
ダン・S・ケネディ氏のことは、アメリカのマーケティングのグル(神様)
として知っていましたし、金森さんの著書にも信頼を置いていましたから
何よりも手に取りたかった本のひとつです♪
世間で語られている常識も、実はできてきた背景というものが
当然あります。
そのすべての過程を知ることはもちろん人間の能力で、できることでは
ありませんが、すべてのことを「当たり前!」として
受け入れることがいかに危険か!ということを教えてくれるのが
本書だとまるるちゃんは受け止めました。
過去の自分の成功体験に縛られてはいけない!というのが
まさにこのことですよね。
戦記物、とくに太平洋戦争の日本海軍の史実を好きで
中学・高校のころによく読んでいたまるるちゃんとしては
まさにこの「過去の成功体験」に縛られることの愚を知識として知っています。
だけど、知識だけではなく
「それっておかしくないか?」
そんな行動・思考の習慣を持つ。
そのためには、自分の感覚を信じられるものに育てていく
その過程を踏むために、いろんなことをやってみる。
そんな行動の習慣をもつことが大事なのかもしれない
と思わせてくれる本でした。
常識の壁をこえて…こころのフレームを変えるマーケティング哲学
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