坂本桂一の成功力 [by 坂本 桂一 (著) ]
坂本桂一の成功力 坂本 桂一 PHP研究所 2009-03-18 posted at 2009/03/27 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『どんなことが書いてあるんだろう?』
著書名にご自身のお名前をいれるくらいですから
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☆気になったキーワード
『スレッショルド』 『ゲームの構造』
『時間の感覚がおかしい』 『プロとアマ』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『起業をつぎつぎと成功させている原動力は?』
一度は偶然でも、繰り返せば必然
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『スレッショルドを越えるか越えられないか』
▼『プロとアマを歴然と分ける違いとは』
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▼『スレッショルドを越えるか越えられないか』
本著冒頭で、「成功というのは」という定義から
話は始まります。
成功とは?と問われたとき、どんな回答が頭に浮かびますか?
お金持ちになることかもしれません
事業で成功することかもしれません
どれも成功の「結果」として得られる果実ではありますが
さてではその、「結果」を得られるかどうかの違い。
つまり成功と失敗との差はなんだろうか?
という問いに対して著者の坂本さんの答えは
世の中の成功と失敗というのは
(中略)
スレッショルドを越えたか越えないかの言い換え
に過ぎない
とおっしゃります。
スレッショルドとは「閾値(しきいち)」ともよばれ
その値を超えると状態が変化する境目のこと。
本著内では「宇宙速度」を例に挙げて説明をしていただいて
いますが、宇宙速度と聞いてたぶんぴんと来るのは
理系の人だけのような気がするので(笑)
もっと卑近な例で言えば、水。
100度を超えれば蒸気となり、0度を下回れば氷となります。
どちらも99度でも1度でも大気圧が大きく異ならない限り
ダメです。
わずかな差しかないにもかかわらず最終的に
私たちの前にみえる「姿」は大きく違う。
世間の成功と失敗は、外部から見ている限り
まさにこのとおりではないでしょうか?
どれだけがんばったのか?その過程は残念ながら
外から見ている分には、全くわかりません。
努力することが無駄!というのでないとの趣旨を
坂本さんがおっしゃるとおり、努力が意味がないのでなく
努力をしても、スレッショルドを越えるまで続けないことには
意味がないし、報われないということだとおもうわけです。
スレッショルドに無自覚な人が勝ちを拾えるほど
世の中は甘くありません
著者の坂本さんのこの言葉をかみしめている
ところです。
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▼『プロとアマを歴然と分ける違いとは』
プロと呼ばれる人たちと、アマチュアで活動している
人々の間には超えがたい差があると坂本さんはおっしゃります。
例として「カメラ」をあげられているのですが
たとえば、豪雨が降ってシャッターが
うまく動作しなかった時・・・
アマチュアであれば「いいわけ」ができますし
「あのときはたいへんだったよねー」と話のネタにもなるかも
しれませんが
プロであればそうはいきません。
どんなことがあっても必ず「要求された写真」を納品して
いくでしょう。
プロの場合、それができなかった段階で
「次」がないことを知っているからです。
さらに加えて言えば、「努力する」ことが
当たり前だと思っているか、いないかの差があるのです。
プロ野球選手が、試合で活躍できないのに
「練習をいっぱいしたので、今年の年棒をあげてください」
なんて交渉をするでしょうか?
たぶん、そんな事実があればいっぺんにニュースになって
話題になるはずですよね。
そんな選手が他にいないからこそ。
こんな視点で考えてみれば
起業家が、起業家ですと述べていいかどうかの境目は
「24時間365日、ビジネスのことが頭にあるかないか」
ではないかと改めて思います。
寝ている時間以外すべて机に向かったり営業しろ!
ということではありません。
読書をしていても、講演に参加していても
街の中を歩いていても
なにかぴんとひらめくものがあったり、
頭脳のトレーニングをしてみたり。
わたしも毎月起業家の方にインタビューをさせていただいていますが
「はたいている時間はどれくらいですか?」と
いつも聞くようにしている質問に対して
「寝ている時間以外はほとんどです」という回答が
ほとんどの方から戻ってくることを考えあわせると
とても納得できる話です。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『成功するまで続ける』
努力は苦痛なことではない
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ある祈祷師が雨乞いをすると、雨が降る確率100%
そんなすごい祈祷師が昔いたそうです。
ええ、なぜなら雨が降るまで祈祷をやめなかったから。
これは「いつか雨は必ず降る」とわかっているからこそ
全力で続けることができるわけです。
本著、坂本さんの書かれる言葉を読んでいると
とっても「ピン!」と来るところが多数でした。
「旧日本軍」の悪弊についてもふれられていたりと
冒頭の宇宙速度の話もそうですが
なぜか「ひっかかるキーワード」が同じ系統なのかも
しれません。おこがましいかもしれませんが。
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