ノウハウを学んでいるのに、なぜ、儲からないのか? [by 吉井亮介 (著)
ノウハウを学んでいるのに、なぜ、儲からないのか? 吉井亮介 クロスメディア・パブリッシング 2007-09-10 posted at 2007/10/04 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『学びと成果の間に、横たわっている崖は?』
どうやって超えていきますか?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『コントロール』 『「成長」にこだわる』
『参入障壁』 『こだわり』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『学んだ知識を最大限にいかすためには?』
個人事業や中小企業において
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『理論はセットで理解する』
▼『Learn How to Learn - すべては人を通して』
▼『「こだわり」がすばらしいメッセージを作り上げる』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『理論はセットで理解する』
「アイツは理屈だけだからなぁ~」
本人がいないところでこんな言葉を聞いたことは
ありませんか?
もしくは言われているという噂を聞いたことが
あったりするかもしれません(^^;;)
言っている「理論」は正しいのに、それが理屈倒れに
終わってしまっているとしたら・・・
何かが足りないからですよね?
その足りないモノというのが、
著者の吉井さんが本著で書かれている
なぜ、理解したはずのノウハウを使えないのか。
その理由を、単純に言えば、誤解が原因。
ということになります。
ノウハウ=理論というのは、いろんな例にも適応できるように
言われますから、逆に言うと「抽象的」でもあります。
ということは、いろんな解釈ができてしまうわけですね。
この誤解を防ぐために、どうするのか?
ということに吉井さんが答えているのは明確で
「具体的な成功事例と」セットで理解するというやり方です。
まるるちゃんが、ビジネス書を読むのが好きなのも
いろんな人と会食したり、インタビューをしたりしたい!
と常に思っているのも、この「具体的な成功事例」を
一杯知ることができるからなのです。
事例をたくさん知っていると、その事例が
頭の中で「熟成」されて、必要なときに
自らの実践しようとしている行動に取り入れていくことが
できますから。
では、理論なんて堅苦しい面倒なことを学ばなくても
実例だけ学べばいいじゃないかという話になるかもしれません。
たしかに一部天才的な人は、事例だけを学んで
そこから一定の成功法則を見つけることができるかもしれませんから
そのやり方も「あり」です。
ただ。。。。理論を知っているからこそ
「学ぶポイント」と吉井さんがおっしゃっていることが
見抜けるのではないでしょうか。
事例は、膨大でその中に埋め込まれていることを
見つけ出すのは結構大変ですからね。。
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▼『Learn How to Learn - すべては人を通して』
この冒頭に示した英語は「学び方を学ぶ」という意味です。
言葉というものは、私たち人間の「頭の中」で解釈
されるもの。
たしかに、目の前の紙であったりパソコンの画面に
書かれてはいますが、その意味づけをするのは
あくまで「頭の中」でしかないのです。
よくあるのが、同じ言葉を聞いたのに
浮かんできたイメージが全然違うというもの。
「椅子」という言葉を聞いたときに
公園のベンチを思い浮かべる人がいれば、小学校のころに使っていた
木の椅子を思い浮かべる人、役員クラスがすわる贅沢な椅子を浮かべる人
その時々の頭に浮かぶ人は人によっても状況によっても
異なっていると思います。
そして。。。「問題は、その問題が発生したレベルの考え方では解決できない」
という趣旨のアインシュタインの言葉を本著でも紹介していますが
これも「人」が問題解決をしようとする主体であることの
現れだと思うのです。
買い手も人であり、サービス・商品の提供者も人。
このことを特に、インターネットという媒体を通じてビジネスを
しようとするときに、忘れてしまっている人が多いのでは?
とまるるちゃんはたまに思うときがあります。
だからこそ、逆に「人」という存在を頭にきっちり認識
できている人が強いのではないかと思うのです。
吉井さんが本著で書かれていた言葉に
「ノウハウは、売上を増やすために何をすればいいかを示す、ものさし」
というものがあります。
ものさしにすぎないからこそ、それを使う私たち「人」が
どんな使い方をするのか?そしてその方向性は?
というところがあって、初めて成功するか失敗するかが
決まってくるのではないでしょうか。
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▼『「こだわり」がすばらしいメッセージを作り上げる』
ど素人が一瞬にして稼ぐ
楽して不労所得を獲得する
こんなキーワードが時代の言葉になっている今、
吉井さんは言ってしまいました。
それは。。。
儲かる会社の源泉は、経営者のこだわりや意識の高さに
起因しているのです。
という言葉を。
「すぐに効く」というノウハウに振り回されたり
自分はなにもしなくてもいい、というキーワードに
感度が高い経営者では、できない算段です。
でも、この言葉、経営者ではなく
購入者の立場から聞いたらどうでしょうか?
あなたが買おうとしている商品やサービスが
「ど素人」の提供するモノであったり
「楽して手を抜いて創り出したモノ」であったりしたら
買いたいと思いますか?
決してそうではないはず。
プロが作り込んだもの
丹精を込めて育てたモノ。
そういうモノを使いたいと思うのが人だと思うのです
そして。。。会社というモノには
必ず働く法則があります。
それは・・・「経営者の意志にできるだけ沿おう」と考える
従業員やアルバイトさんの行動です。
大企業でもそうですが、小さい企業ほど
社長や役員の意志や好みは絶大。
雇うと言うことがその力の源泉になってしまいがちだからです。
ということは・・・会社の力は
経営者がどういう商品やサービスを提供したいと
思っているか?ということが如実に反映されるのです。
逆に言えば、「こだわり」をもって商品やサービスを
提供しているのであれば、メッセージの切り口は無数にあります。
その「こだわり」は同じようなことを考えたり
実際に同じ事をプレイヤーとしてやっている人であれば
必ず伝わるからです。
「楽」ということがキーワードになっている時代だからこそ
逆に、「こだわる」ということに価値があるのかなと
思いますね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『「こわだり」をキーワードにしてみる』
自分自身の成長の糧にもなる
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
なにか商品やサービスを提供したり紹介するのに
自分が経験したことがないというのは正直問題が
あるのではないかと思うのです。
というのは。。。商品やサービスを紹介するときに
自分の言葉で語ることができないですよね?
トップ営業マンはおしなべて、自分が売り込んでいる商品を
自腹で購入して、お客さんの目線で使い倒すといいます。
それをしているからこそ、お客さんが購入前に
不安に思っていることがあっても
その不安をなくしてあげるように、受け答えができるので
ないでしょうか?
あなたが提供しているジャンルの商品やサービスに
たとえ競合のライバルが現れたとしても・・・
あなたの「こだわり」が強いモノであれば
業界の活性化に寄与したとしても、あなた自身のびじねすを
つぶすようなライバルには決してならないと思います。
強いこだわりであればあるほどに。。。。
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