個性を捨てろ!型にはまれ! [by 三田 紀房 (著) ]
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個性を捨てろ!型にはまれ! 三田 紀房 大和書房  2006-11-17 posted at 2006/12/14  | 
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
  『強烈なタイトルです!』
   人気漫画「ドラゴン桜」の作者さんのビジネス書です。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『近道』 『まずはコード』
『脱ぎ捨てろ』 『タテ社会』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
  『過激な言葉の裏には?』
                              
   どんな想いが込められているんだろうか?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ▼『成功の近道:最短距離でつかめ!』
 ▼『個性なんていらない:わざわざ』
 ▼『まずは「コード」を憶えろ!』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ▼『成功の近道:最短距離でつかめ!』
  三田さんは「成功への最短距離は、キレイに舗装された
  高速道路を走ることだ」とおっしゃいます。
  間違えなく、舗装されていないジャリ道を走るよりも
  キレイに舗装されたまっすぐな高速度道路の方が
  目的地に最短距離・最短時間で到着しますよね?
  成功という目的にたどり着くために
  高速道路となっているのが「型」であるということなんです
なぜか?
  「型」というものは、まるるちゃんを含めた私たちにとっての先人達が
  懸命に試行錯誤した結果の結晶として得られたモノだから
  なんです。
  前にも【エンビジ】で書きましたが
  結果を出す前の方法で試行錯誤するのではなく
  その与えられた方法を用いて、結果を出すために尽力する方が
  遙かに早い!ということなんですね。
  「型」をもらっただけでは、人はなんにもできません。
  あくまでも、それを消化して自分のモノにしない限り
  実行できたとはいわないのです。
  ん?なぜか?といえば自分のモノとして身につけてこそ
  自由自在に使える道具になりますよね?
  「正しい箸の使い方」という「型」を知っているだけでは
  箸を使ってご飯を上手に食べることができません。
  自分で実践して、無意識にちゃんとつかえるようになってから
  初めて「おいしく」ご飯が食べられますね(笑)
  三田さんが本著でおっしゃっていた言葉に
    正直になって「俺は楽をしたいんだ!」」と言ってしまおう
  というものがあります。
  素直にそう思えれば、そのために「型」を学ぼうという
  想いが湧いてきますよね?
高速道路ですから♪
  - – – – – – – – – – – – – – – – – – 
 ▼『個性なんていらない:わざわざ』
  「個性」全般を否定するのか!という攻撃が
  多方面からとんできそうですが(爆)
  そうではなくて、「わざわざ」個性的に振る舞おう!
  とする必要はない!ということです
  今は「個性の時代」だからと、制服を拒否して
  私服であつまってみたら、なんのことはない
  みんながほぼ同じような流行の服を身につけていた
  という笑い話のような話はいろんなところに
  転がっていると思います。
  もしくは、本著の中に取り上げられていたのが
  3人の学生が就職面接を受ける際に
  最初の学生が「ホノルルマラソンを完走!」したことを
  自分の個性的なこととしてアピールしてみたが
  実は残りの2人もホノルルマラソンに出場していたと。
  そう、「個性」というのは無理矢理にアピールするモノでは
  ないということです。
  まずはじめは、他の人と同じことを
  「基礎」として身につけるべきなんです。
  真に個性的であれば、基礎をやっている間にでも 
  「本当の個性」が明らかになっていくモノだと
  三田さんはおっしゃいます。
  たしかに、天才と言われる人たちは
  他の人と同じことをしていても、目立ちますよね?
  
  ん~となると、まるるちゃんをはじめとする凡人は
  個性を発揮することができないのか??
  そんなことないですね。
  もしそうなら、日本の大部分がまるるちゃんで埋まります。
「・・・・・」考えたくないです(笑)
  基礎的なところを一緒に学んでいたとしても
  その取り組み方一つから、個性というモノは自然と現れてくる
  そういう風に考えたらどうでしょうか?
  逆に「普通」であり続けることというのは
  とっても大変なことです。
  普段の環境から、ある大舞台に上げられたとき、緊張しない人って
  いますかね?
  「ああ、失敗をやってしまった!」と思うとき
  自分の普段の力を普通に発揮できていたでしょうか?
  そんな風に考えたら、まず「普通」が発揮できるように
  がんばってみるところからがスタートですね。
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 ▼『まずは「コード」を憶えろ!』
  音楽の世界で、もっとも興奮すると言われる
  「即興演奏」の世界。
  参加しているミュージシャン達が
  好き勝手に弾いて、よくうまくまとまるな~なんて
  素人のまるるちゃんは思ったことがありますが
  実は・・・その元になる「共通の言語」があるんだそうです。
  
  それは・・・・基礎となる「コードを使っていること」
  わたし、ほんとに音楽のことはうといので
  間違っていたら申し訳ないのですが
  ギターなどは、その演奏の基本となる「コード」
  と言うモノが存在しています。
  このコードという共通言語があるからこそ
  即興で何の打ち合わせもなく演奏しても
  すばらしい音楽が全体として奏でられることができるんですね。
これが・・・共通の言語がなかったら・・・・
ただの雑音にしか聞こえないかもしれません。
  今日の冒頭で紹介したこの方も
  もとミュージシャンをめざしていました。
  聞いてみようかな(笑)
   =>http://www.enbiji.com/j/sbmag.html
  話を元に戻して
  いきなり派手な世界のことを夢見るのではなく
  物事の順序として「基礎」を押さえる=型を憶える
  ところから入っていかないといけないということです。
  たしかに「インスタント」に成功を求めよう!という
  気持ちはとっても痛いほどわかります(笑)
つらい下積みの期間はできるだけ短くしたいですからね。
  ところが・・・そんな「インスタント」な成功をしてしまうと
  その後に困ったことが起きると思うんです。
  それは・・・・「土台がないので、いつ崩れてしまうか不安」
  であるということです。
  自分がそれまでにやってきたこと=型を持つ
  ことが出来ている人ならばそれが土台となって
  「ちゃんと足腰がしっかりしているから大丈夫」
  と思えますが、
  インスタントの場合には「偶然」「運良く」成功してしまった
  可能性がありますので、自分の力が及ばないところで
  また転んでしまって失敗するかも・・・・と
  日々悩むことになるんですね。
  そして・・一旦成功してしまっているので
  つらい勉強の時代に戻れなくて、ますますはまると。。。
気をつけないといけません!ほんとに。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
  『成功への近道は最短で!』
                              
   そのための 「守」「破」「離」。
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
 
 「個性重視のゆとり教育」というものが
 学校に導入されて結構な時間がたっているとおもいます。
 まるるちゃんが学生の頃はまだそういう雰囲気ではなくて
 土曜日も当然学校がありましたし、総合学習というモノも
 ありませんでした。
 詰め込み教育の弊害というのもあるかもしれません。
 
 でも、逆に「ゆとり」と言う名の下に
 いろんなモノを切り捨てていることも多いかもしれません。
 もっとも問題だな~と思うのが「画一性」ではないかと
 思っているのです。
 お上が決めた「基準」が絶対視されてしまって
 現場での創意工夫が全然認められないというところに。
 創意工夫がない限り「カイゼン」というものは
 生まれないのではないでしょうか。
 カイゼンの結果を、全体に対してフィードバックしていくことが
 とっても大事なのに、その元となるものがないのですから
 カイゼンのしようがないですよね。
 「型」をつくることも、型を作るだけで終わるのではなく
 その後の発展のための基礎として「型」を作ることが大事。
 だから、まずは四の五の言わずにやれ!という
 姿勢はとってもよくわかります(笑)
関連記事:
http://saifa.cocolog-nifty.com/english/2006/12/post_e215.html
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