頭のいい人が儲からない理由 [by 坂本 桂一 (著)
頭のいい人が儲からない理由 坂本 桂一 講談社 2007-03-27 posted at 2007/05/07 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『頭がいいとダメなの?』
最も大事なことは何か?
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆気になったキーワード
『動きを止めたら死ぬだけだ』 『臨界点』
『常識はビジネスの敵』 『真逆にある』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『頭がいい前に儲けるには?』
どこにフォーカスしようか
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『動きを止めたら死ぬだけだ』
▼『暗黙の仮説を信じるな』
▼『正しい戦略のみが勝つ』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『動きを止めたら死ぬだけだ』
「焼鳥屋とラーメン屋、どちらをやったらうまくいきますかね?」
こんな質問をしたことはないですか??
インターネットのアフィリエイトだったら
「沢山のページを作成するのと、一つのコンテンツを
時間をかけて作り込むのとどっちがいい?」
という質問でもいいです。
実は・・・・この質問自体がナンセンスなんです。
どうしてか?
それは「What=何をやればいいか?」ということを
聞く質問であって、それは成功の鍵=Key factorには
ならないことだから、どっちでもいいし
できるのなら両方試してみてくれ!という質問だから。
本当に質問として自分に問いかけるべきなのは
「How=どうやったら成功するか?」というところに
フォーカスする行動です。
Whatを求めてしまうのは「正解を探そう」とする
無意識に身についた行動からなのはよくわかります。
受験勉強はまさにこの「正解を探す」行動ですからね。
でもビジネスの世界ではWhatではなく求められているのは・・
How=どうやって
です。
何をやろうかで迷っている暇があったら
そのエネルギーを、ひとつのことを「どうやって」
成功に導くのか?というところ投入するべき。
迷って動きを止めていたら死んでしまうんです・・・
この理由に答えられるあなたは・・・たぶん
「成功体験」をお持ちなのではないでしょうか。
そう、成功するかどうか?には
「臨界点」というものが存在するから。
努力をいくらしても「全然成功しないな~」と思って
あきらめる人、逆にもう少しだ!と思って頑張る人。
その間には何倍も差があるのか?といえば
実はほんのちょっとの差しかない場合があります。
その境目が「臨界点」なんですね。
このポイントを超えるまでは、ともかく止まらないこと。
これが行動・思考のすべてにおいて重要なのですね。
- – – – – – – – – – – – – – – – – –
▼『暗黙の仮説を信じるな』
「常識は18歳までに身につけた偏見の集まり」
という言葉があります。
確かアインシュタインの言葉だったと思うのですが
間違っていたらごめんなさい(^^;;)
#ちょっとうろ覚え(笑)
残念なことながら、ビジネスにおいてもこの言葉は
当てはまります。
「これまではこういう方法でやってきたのだから」
と何にも考えずに踏襲することは、レベルの低下を招きます。
そうですよね?
自分が変わらないからって周りが変わらないという保証はなく
通常、ライバルはどんどん改善を図っていくわけですから
相対的に自分のパワーは低下していきます。
現状維持である限り。
であれば、「暗黙のうちに継承されてる情報」は常に
検証対象であると思っていないといけません。
この行動の本来の狙いはなんだろう?ということが
認識できているかどうか?ということは
日々のルーティンワークをやる際に必ず考えることが
違ってきますよね。
「現場を離れるのが怖い」とおっしゃる経営者の方は
この「検証」ということを常に認識しているからこその
肌感覚で感じてる「危険」ではないでしょうか。
ただ、逆に「常に現場」と思っている経営者の方は
「権限委譲」がなかなかできないという悲しい現実があります。
自分でやってしまったほうが早い!と思うからなんですね。
まるるちゃんも器用貧乏なせいかその気配が昔は
だいぶ漂っていました(^^;;)
が、昨年の夏に独立直後にヨーロッパに1ヶ月以上滞在するという
破天荒な行動に出た結果、周りの方のサポートをお願いすることになり
出来る限り、権限委譲することの大事さを学びました。
今はおかげで新規事業の考案や会食に全力を注ぐことができます(笑)
これも「自分でやった方がいい」という偏見を
見直したおかげかも知れません!
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▼『正しい戦略のみが勝つ』
さて、常識はビジネスの敵だ!
というならば、常識に反することを手当たり次第に
やればいいのか?
な~んてことはありません。
それでうまくいくなら世の中は「非常識」な人ばかり
になってしまうはずですが、そうなってないですからね。
答えは「常識か非常識に関係なく、正しい戦略だけを追求する」
ことなんです。
当たり前なことですが
この正しい戦略「だけ」を進めることはかなり大変です。
そこは試行錯誤が必要なのですが
#実際にやってみないと正解はでませんから。
行動を始める前にやらないといけないことが1つあります。
それが・・・「仮説を全部出し切る!」こと。
ゴールを設定した上で、そこにたどり着くために
考えつく仮説を全部出し切る。
その後、選択肢を検討して、正しいと思われる戦略を
実行するという手順です。
そうじゃないと・・・・数年後の会社の利益を改善することが
本来のゴールならば、今年の利益がマイナスになってでも
リストラを実行することが正しいのですが
例えばね、
これがゴールがみえてないと、目先の利益を追求してしまって
それを積み重ねることで結局最終的には負けてしまう
なんて悲しい話は、よくあることですよね。
そう、「売ること」だけが正しい解決策でないことがあるわけです。
本著の例として取り上げられているのが
著者の坂本さんが普及させた「ウェブマネー」。
電子決済の仕組みですが、当初このウェブマネーを坂本さんは
「売らないこと」を厳命しました。
実際にコンビニチェーンと契約してきた担当者を
怒鳴りつけたりもしたのです。
これは・・・・「使える場所」が広がらないうちに
市場に電子通貨を供給してしまうと
「これ使えないじゃん」とユーザーからそっぽを向かれて
すると販売店・コンビニなどからも売れないから
取り扱いを辞めようとされてしまう。
その結果、売れるところが増えたとしても
一度「売れない」と烙印を押されてしまっているので
誰も取り扱ってくれないという悪循環にはいることが
読めたから最初は売らずに、使える先を開拓することに
全力を注いだんだそうです。
これも、「仮説」を検証して正しいと思える戦略を
追求した結果なんですね。
どうしても仮説を全部出し切るのは面倒な作業なので
ここを軽視する人が多いです。
走りながら考えることも、スピード感的に大事ですが
少なくとも、走り始める前に、「進む方向が反対向いてないか?」
ということをチェックしないと、走った分だけ
成功から遠くなってしまうのだけは・・・・
避けたいですからね(^^;;)
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『執念を持って考え抜くこと』
その結果、後々で無駄な間違えがなくなる
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
本著の坂本さんは、多数の会社を設立して
結果を残されてきた方です。
最初の会社は大学時代に設立したんだとか。
すごいですよね♪
その坂本さんが考える3つの成功法則が
あります。
=>�http://www.enbiji.com/j/freude.html
1の法則:「努力そのものには価値がない」
2の法則:「アマチュアとプロの違い」
3の法則:「負けないこと」・・・
特にまるるちゃんが惹かれたのは3つめ。
どんな組織・個人であっても
「負ける部分」があるなら勝負をしてはいけないのです。
例えば戦争。
城を守る立場だったときに、四方のうち
三方を守りきれる体制でも、残りの一つをがら空きにしてしまって
そこに攻め込まれたら負け。
最低限の兵力を配置して
戦っていかないと、勝つことができないわけです。
こんな実践から導かれた法則は
自分の血となり肉となっていくのでしょうね。
=>�http://www.enbiji.com/j/freude.html
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