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本能の力 [by 戸塚 宏 (著)]

2008-01-15
本能の力 本能の力
戸塚 宏

新潮社 2007-04
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posted at 2008/01/17

★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
  『更正させるとはなんですか?』

   戸塚ヨットスクール校長のお話です
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

☆気になったキーワード

 『監禁』   『進歩の鍵』

 『経験の重要性』   『本能』

★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
  『変化させるのが難しいものを変化させるとは?』
                              
   人を変えるのは相当難しいですから
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ▼『相手の進歩を目的としていること』
 ▼『ソフトウエアとハードウエア』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ▼『相手の進歩を目的としていること』
  戸塚ヨットスクールという言葉を聞くと、「体罰」という
  キーワードが浮かんでくる人も多いかも知れません。
  あの事件がおこったのが、もう20年も前だとは気がつきませんでしたが。

  その「体罰」という言葉を問われると、著者はその定義について
  「相手の進歩を目的とした有形力の行使」であるとします。
  ですから、自らがイライラしてその発散のために
  有形力を行使するのは「体罰」ではなく単なる「暴力」であると
  いうことなのです。

  実際の事件の際に、どうだったのか?ということに関しては
  情報がありませんのでここで、論評することはしません。

  ただ「定義」という意味においては、間違っていないと感じます。
  「体罰」という言葉ではなく「相手の進歩を目的とした有形力の行使」
  という言葉がです。

  ゴールを知らない人に、ゴールの方向に向かって進んでもらうことは
  非常に大変なことです。
  それを、言葉を尽くして説得すればいいというかもしれませんが
  実際にはそのような時間や資金の余裕がない場合があります。。。
  すると。。。。。どうにかして進む必要があり
  そのときに、組織としての命令として進んでもらうのもあるいみ
  「有形力の行使」といえるのではと思うからです。
  #体罰と違い、実際の体への力の行使があるわけではありませんが。

  このとき、必ず必要なのは「自分にゴールが見えているかどうか」の
  確信を持っていることではないでしょうか。
  相手の進歩を目的とする以上、その進むべき方向が見えていて
  正しいと判断できなければ、それは本質から外れてしまうからです。

  人間は感情として本能から「快適を追求し、不快から逃れる」
  という行動を取ります。
  なんらかの有形力の行使を受けると、その不快状況を逃れるという
  目的行動から、成長への道を知らず知らずのうちに進んでいく
  という流れができるわけです。

  ということは。。。。正しい方向性に進んでいるのであれば
  有形力の行使は決して必要ありません。
  そのことは決して忘れてはいけないことです。。。
  - – – – – – – – – – – – – – – – – –
 ▼『ソフトウエアとハードウエア』
  本著の中で、戸塚さんは「本能と理性の関係について、
  私はよくコンピュータになぞらえてソフトウェアと
  ハードウェアという言葉で説明をします」
  と書かれています。

  ハードとは、動物本来に備わっている本能であり
  基礎的な精神力であるというのです。

  逆にソフトは、本来備わっているこの本能を
  コントロールするための技術であり、
  理性・習慣・クセなどです。

  パソコンにおいてもソフトとハード、どちらが欠けても動きません。
  もちろん、人間からも本能か理性の片方を取り除いて
  しまったならば、まともに動作しなくなるでしょう。

  
  これまでの教育においてはこの理性=ソフトの側を
  いかにして鍛えるか?ということに重点が置かれてきたのですが
  戸塚さんが危惧するのは「本能=基礎精神力」が
  揺らぎはじめていないか?ということなんです。

  たとえば遊び。
  私たちが子供の頃は、木登りをしたり
  男の子であれば「秘密基地」をつくりあげたりして
  自然の中で遊び回っていた人も多いのではないでしょうか?
  #一応、首都圏といわれるところにすんでいました(笑)

  すると、あるいみいろんな「危険」にもであったりして
  それを回避するような本能というものを鍛えていくことが
  できた環境があったのですが
  現在では、子供を外で遊ばせるのは自然の危険のみ成らず
  人為的な危険要素(=誘拐、いたずらなど)があって
  それもままならなくなってしまっている。

  そんな環境にいるため、この基礎精神力を鍛える
  チャンスがなく、「ハード」の部分がおかしくなってきているのです。

  すると。。。いくら「ソフト」を鍛えることを
  視野に入れて改革を行っても、片手落ち。
  壊れている方を直してあげないと、全体としての整合性が
  とれなくなってしまいますよね。

  この点は、これから先非常に憂慮すべきことでしょう・・・。

★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
  『相手の進歩を目的とすること』
                              
   人の行動をなんかしら変えようとするならば
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
 
 本著については、いろんな評価がなされています。
 Amazonのレビューを見るだけでも、まっぷたつに評価が
 分かれていますからね。

 エンビジでとりあげようかどうか?については
 非常に迷うところもありました。

 私、自身は「相手の進歩を目的とした」というところに
 ひかれるところが多分にあって
 今回取り上げることにした次第です。

  
 昨日のセミナーでもお話しさせていただきましたが
 基本的に人は現状維持を選択する、という本能があります。

 ですからこそ、何かを変えよう!というのは
 非常に難しいこと。

 それを、説明尽くで納得してもらうのか?
 それとも、一つ高い立場からゴールを見据えて
 相手のためを思って、変わってもらうのか?

 そのどちらが正しいのかどうかは
 ケースによって大きく違ってくるはずですからね。

本能の力
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